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知人から聞いた心霊現象のこと【山中越えの幽霊?】 [心霊現象]

以前、学校や職場で友人や同僚から聞いた不思議な話を、あとで検証できるようにメモしておけばよかったと思うことがある。また忘れるといけないのでいくつか備忘録として書いておこう。

私は滋賀県に住んでいるのだが、滋賀県大津市と京都市左京区を結ぶ山道に「山中越え」という道路がある。大津の近江神宮の裏手から登っていき、京滋バイパスを横切って、比叡山へ登っていく道である。とても曲がりくねった道で、割合高度もあるのだが、山道を登ったところに比叡平という住宅街があり、交通量は比較的多い。




この道は夜になると何となく不気味なところだが(それにもかかわらず暴走族がよく走り回っている)、ネットでも心霊スポットとして紹介されている。私も知人の高校生から、その母親がここで幽霊らしきものを見たという話を聞いたことがある。

ところがそれがうろ覚えでよく思い出せないのだが、彼の母親が夜中に何かの用事でこの山道を車で走っていたとき、「突然フロントガラスに、白いものがいっぱいついた」というような話だったと思う。驚いて車を脇へ停め、外に出てフロントガラスを確認してみると、人の手形がフロントガラスにびっしりとついていた、というような話だった。
夜の山中越え

宮城県の「葛岡公園墓地」では、お参りに来た人の車の調子が突然おかしくなり、ライトがつかなくなったりエンジンがかからなくなったりすることがあるという。不審に思って外に出てみると、ボンネットやフロントガラスに人の手形がいくつもついていた、というのだが、これと似た話だと思う。「葛岡公園墓地」とは宮城県仙台市にある葛岡墓園のことだろうが、中岡俊哉の本か何かでこの話を読んだような記憶がある。

私自身、この葛岡墓園の話と山中越えの話を混同しているのかもしれない。それにフロントガラスやボンネットの手形といっても、葉っぱか何かが風雨に飛ばされて貼りついた跡が、白く浮き上がって手形に見えただけのことなのかもしれない。夜中に墓場とか人気のない山道を車で走っていたら嫌でも恐怖心は増しているだろうから、ヘッドライトや懐中電灯で照らしたものが手形に見えてしまったのだろうか。

とはいえ、滋賀と福井の県境の山道でも、夜中に車で走っていると突然女の幽霊が現れ、ニタニタ笑いながらフロントガラスに覆いかぶさり、そのまま抜けるようにスーッと消えてしまうという怪談話がある。これも中岡俊哉の本で紹介されていた話だ。

この山道とは、塩津街道と呼ばれる国道8号線か、西近江路(国道161号線)のことだろうか。夜中に仕事か何かでやむを得ず通るとなると疲労感も増しているだろうから、ハイウェイ・ヒュプノシスのような幻覚も生じやすくなるだろう。そのためか山道はどこでも怪談話が妙に多い。

今はその知人の高校生も大学生になって他府県に住んでいるので、めったに会う機会もない。もしまた会うことがあったらもう一度確かめたいと思うのだが、彼の方で(あるいは彼の母親の方で)こんな話を憶えているのだか。
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